2021-04-07 第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
日本海北部の五県、青森、山形、新潟、富山そして秋田の漁獲量を見ても、やはり全体として不漁続きです。資源管理のために漁獲枠もかなり制限してきたんですが、赤い枠にあるように、この五県の昨年の漁獲量というのは、漁獲枠の厳しい前の年を更に大きく下回って、六割ほどに落ち込んでいます。 秋田県では、ハタハタの禁漁を解いた一九九五年以降で漁獲量が三番目に少ない数になりました。
日本海北部の五県、青森、山形、新潟、富山そして秋田の漁獲量を見ても、やはり全体として不漁続きです。資源管理のために漁獲枠もかなり制限してきたんですが、赤い枠にあるように、この五県の昨年の漁獲量というのは、漁獲枠の厳しい前の年を更に大きく下回って、六割ほどに落ち込んでいます。 秋田県では、ハタハタの禁漁を解いた一九九五年以降で漁獲量が三番目に少ない数になりました。
資源減少を他国に責任転嫁してしまった例として、スケトウダラの日本海北部系群の例を挙げます。 左のグラフは水揚げ量の推移を表しています。当時、資源減少の原因は、二百海里設定後も日本のEEZ内で操業を続ける韓国漁船のせいだとされていました。そして、ついに一九九九年に韓国漁船が撤退となりました。その後、資源は回復するはずでしたが、逆に大幅に減少してしまったのです。
TAC制度が導入された当初、平成九年に漁獲実績等を勘案して、導入時だったものですから、TACを設定することによって、開始されました当初はTACがABCを超えることもございましたけれども、平成二十年のTAC有識者懇談会での議論等を踏まえまして、それ以降、ABCとTACを一致させることを旨に運用改善の取組が行われまして、平成二十七年以降は、それまで唯一例外となっておりましたスケトウダラ日本海北部系群におきましても
そういうことで、日本海北部におけるハタハタの漁獲量、もう御紹介あったように近年横ばいの傾向にある、全体としてはそういうことなんですけれども、主産卵場のある秋田県の漁獲量には大きな落ち込みが見られるということでございます。秋田県の主漁期である十一月から十二月の漁獲量で見ますと、平成二十七年九百九十六トン、翌年、二十八年が七百五十九トン、平成二十九年四百六十七トンと聞いております。
本年度の資源評価結果におきましては、いわゆる資源が高位水準にあるものがマダラ、ブリ等の十四系統、中位水準にあるものがマイワシ、マアジ等二十系群となっている一方で、低位水準にあるものということで、スケトウダラ日本海北部系群というのがあるんですが、あるいはホッケ等が四十一系群となったところでございます。
今先生の方から御質問がありました我が国水域内の主要魚種資源の中には、例えばスケトウダラ日本海北部系群などといったようなものが資源水準が低くて、TPP協定で定める乱獲された状態にある魚類資源に該当するものと考えております。 なお、これらの資源につきましても、先ほど山本大臣の方からお話ありましたように、その回復を目指しまして、漁獲上限設定等の厳しい管理措置が導入されているところであります。
これは、北海道で申し上げますと、クロマグロの未成魚の漁獲半減、それから日本海北部スケソウのTACの半減、あるいはホッケ資源など、これがいずれも資源減少魚種というふうになっておりまして、このいわゆる資源減少魚種という魚種がどんどんふえていくような傾向に今あるわけでありますが、この辺の実態と農水省としての認識をまずお伺いしたいと思います。
スケトウダラにつきましては、北海道庁の調べによりますと、稚内市から松前町にかけての日本海北部の沿岸漁業の生産金額でございますが、二〇一〇年に約七億円だったものが二〇一四年に約三億八千万円となっております。この間のキログラム当たりの単価は増減を繰り返しておりまして、キロ九十九円から百十三円で推移しておるところでございます。
また、スケトウダラにつきましては、これは北海道庁の調べでございますが、稚内市から松前町にかけての日本海北部における沿岸漁業の漁獲量は、二〇一一年以降、四千トン前後で推移しておりまして、二〇一四年には約三千八百トンとなっておるところでございます。
昨年七月でございますが、こうした種々の措置を行ってきているわけでございますが、資源管理のあり方検討会といったものを開催しまして、そこにおきまして、資源管理の一層の高度化を図るべきだといったようなことで提言が取りまとめられたところでございまして、その中で一つとしまして、TAC制度につきましては、いわゆる生物学的許容漁獲量、ABCと呼んでおりますが、これを上回るTACを設定していたスケトウダラ日本海北部系群
また、先ほど御質問がございました資源との関係で、特にスケトウダラやニシンとの関係でございますが、国立研究開発法人水産総合研究センターが行った資源評価におきましては、スケトウダラ日本海北部系群及びニシンについては低位横ばいとなっております。
これを踏まえまして、例えば先ほどお話のあったスケトウダラの日本海北部系群につきましては、従来、ABCを上回る、生物学的許容漁獲量を上回るTACを設定しておりましたが、これを漁獲量に等量にするように改善すべきではないかといったようなこと、それからマサバについては、試験的なIQを導入して改善効果を検証すべきではないか、このような御指摘をいただいております。
それで、沿岸漁業者は、日本海北部系群のスケソウダラ資源においては自主的な様々な資源管理の取組を進めてきたわけです。一九九〇年度をピークにして資源量が減少して、漁業経営が厳しい状況になっているわけです。
○国務大臣(林芳正君) このスケトウダラ日本海北部系群のTAC削減は長期に低迷する資源を回復させるために行うものでございまして、中長期的にも漁業者のためにということであろうかと、こういうふうに思っておりますが、一方で、今委員がお話しなさったように、沿岸漁業者にやはり影響が出る可能性があると、こういうことでございますので、二十六年度補正で措置しました三十五億円、これは漁業構造改革総合対策事業ということでございますが
次に、日本海北部系群のスケソウダラについてお聞きします。 漁獲枠が一万三千トンから七千四百トン、大幅に削減をされます。スケソウダラの資源が減少しているのは承知していますけれども、このTAC、漁獲可能量、これをABC、生物学的許容漁獲量と等量としているわけです。
今回の御指摘の事案を踏まえまして、巡視船艇における、これは青森県の深浦港に着いたわけでございますけれども、深浦港を初めとする日本海側、とりわけ青森、秋田、この辺の各港への定期的な巡回でございますとか、日本海北部を対象とした航空機による哨戒でありますとか、こうしたものの回数を強化させるということをまず取り組んでおります。
こういった皆様方の御努力等々もありまして資源回復しておりますし、さらに昨年七月でございますけれども、先ほどちょっと申し上げましたけれども、日本海北部のマガレイ、ハタハタ資源回復計画、これが策定されたところでございまして、この資源回復計画では改良漁具の導入、こういったこと等もうたってありまして、引き続き私どももこうした漁業者の方々の地道な取組が将来につながっていくようにということで支援を続けていきたいと
そういった中で、各地で相当前から、この風力発電についても、日本海北部、西部ではいろいろな試みがあったというふうに思っております。しかし、その規模は、十キロワットの機械であるとか十五キロワットの機械を学校の施設に利用しているとか、そういう段階であったわけであります。ずっとそういう状況であったのですけれども、こういう規模では、これはもう実用化というには及ばない規模であるというふうに考えておりました。
今俎上に上っておりますのは、例えば九州西地域のトラフグであるとか、北陸から山陰にかけてのアカガレイ、日本海北部のハタハタとかマガレイ、こういうものはどうも推定資源量がきちんと科学的、客観的につかめないので、漁船の数であるとか操業日数であるとか、そういったもので抑えていく方が資源管理がやりやすいというふうに考えた次第でございます。
次に、日本海の資源管理につきましては、農水省としましても今いろいろ計画を立てて推進をなさっていることはよく存じているわけでありますが、日本海北部地域といいますか北海道周辺のこの地域につきましては、貧栄養ということが言われておりまして生産力が非常に弱い。
これは三陸、オホーツク、日本海北部など、北日本海域を観測航海しております。他の海域と比べまして、冷害、海氷、海霧、豪雪といった現象のある大変厳しい環境下でございます。ところがこの高風丸と申しますのは、いろいろ資料で調べさしていただきましたら、建造後二十四年も経過しております。船体、設備等の老朽が著しく、また、航海に耐える耐航性も不十分。
したがって、出航を用意していた関係漁民の人たちは日本海北部などの漁場で操業することができない、非常に手痛い打撃を受けるということに相なっているわけであります。今五十七年一月二十五日の衆議院の本会議で外務大臣は、外交に関する施政方針演説の中で「北朝鮮との関係については、今後とも、貿易、経済、文化等の分野における交流を漸次積み重ねてまいる考えであります。」
これが現在、たとえば日本海北部等の海においては大きな問題になっておるわけでありますが、こういったようなことから、何とかいわゆる行政措置をとれないものかどうかということなんであります。
本年の七月から八月の二ヵ月間に十二隻のイカ釣り漁船が、これは日本海北部でありますが、ソ連艦艇から罰金を支払わされている。あるいはその前には、日本の漁船が韓国艦艇から銃撃をされるという事件が二隻あった。あるいはまた、この七月の二十三日でありますが、国籍不明で行動不審船、これを見つけて巡視艇あるいは飛行機を駆り出して追いかけたけれども、とうとう逃げられてしまった。